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zoom RSS バタフライ・エフェクト DVDで観賞

<<   作成日時 : 2011/04/02 04:40   >>

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「バタフライ・エフェクト」タイムスリップ系そして記憶系映画ということで観てみた。

題名の由来となっているバタフライ・エフェクト=バタフライ効果とは、Wikiによれば
「カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能」ということの詩的表現。
詩的表現には
「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか」
「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」
「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」
などバリエーションがある。

この後「バタフライ・エフェクト」のネタばれと「魔法少女まどか☆マギカ第10話」のネタばれを含むので注意してください。

この映画では、主人公のエヴァンが幼馴染みのケイリーを救うため、何度も過去へ戻ってやり直しをする、つまり何度も初期条件を変える。
そしてその度に歴史が変わって現在の自分やケイリーや母親や友達の状況が大きく変わる。

そして、何度やっても、全員がハッピーになるという結果にはならない。

この映画の特徴としては、
過去へ戻る時点が何か所かあるということ。
一番最初?の歴史の時にエヴァンはところどころ記憶喪失になるが、
その時点がタイムスリップして戻れる時点。
このへんは凝っていて、伏線がすごく上手い。
タイムスリップする手段は子どもの時からつけている日記だが、
タイムスリップで歴史が変わるとそれ以降日記の内容が変わったり日記をつけてなかったりして
過去に戻れないという状況も起こるはずで、
そのへんの矛盾はかろうじてクリアしているのかな(私が見逃しているだけかも)。

で、エンディングは「映画史上最も切ないハッピーエンド」とコピーされているだけあって、確かに切ない。
DVDには公開版、そしてそれと異なる2つのバージョンのエンディング、
ディレクターズカット版がはいっていたので、
エンディングは全部で4種類。
4種類の中で公開版が一番正解だろう。
私は甘々なので異なる2つのバージョンのほうが好きだがそれだと映画の趣旨と違ってしまう。
ディレクターズカット版はちょっと悲しすぎる。
でも、これは元から運命を断ち切ってしまうから未来永劫ハッピーエンドではある。ひどいけど。

私としてはもう一つエンディングを妄想。それは最後のタイムスリップをエヴァンが失敗するバージョン。
そうすると、はたして今までのことは本当にエヴァンがタイムスリップした現実?精神科医の言うとおりエヴァンの妄想?記憶って何?という、全然違うテーマの映画になる。

とにかく、こうやって何度も任意の時点に戻ったりバージョン違いのハッピーエンドがあったりすると、これはまるでゲームだ。

タイムスリップものでまず連想するのは
映画だったら「バック・トゥ・ザ・フューチャー
小説・アニメだったら「時をかける少女

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「時をかける少女」は「バタフライ・エフェクト」と同じようにいろんな時点に戻るしそのために伏線も複雑に絡み合う。
ただ、これらの2作品はゲーム性を連想させない。
それはタイムスリップの目的が本来の歴史に戻すことであって、
歴史を何度でもやり直してハッピーエンドを目指すゲームとは真逆だからだ。

ひぐらしのなく頃に
これはもうズバリ、ゲームだ。
ただタイムスリップをしているのが主人公の圭一ではなく梨花だというのが斬新。
そしてタイムスリップを重ねるごとに記憶がないはずの圭一が前回の記憶を覚えていたりと成長してだんだんハッピーエンドに近づいていく。
「バタフライ・エフェクト」はここまでミステリー色はないし、他の登場人物はタイムスリップを重ねても誰も覚えてないので主人公はいつも孤独。
最後のハッピーエンドも肝心の主人公が幸せになっていない。
だから切ないのだし、監督の狙いもそこにあるのだが。

涼宮ハルヒの憂鬱」の「エンドレスエイト」
主人公のキョンがハルヒの望む夏休みを実現するのがハッピーエンドで
それが達成されない限りループする。
毎回同じ時点に戻って繰り返すので「バタフライ・エフェクト」よりもっとゲーム的傾向が強いと思う。
ただ、これってアニメで8話も費やす必要があったのかなあ。
ゲームクリアの動機が、「バタフライ・エフェクト」では幼馴染みを救うためでそのためなら何度でも過去に戻るのに対して、
「エンドレスエイト」ではループを抜け出すのが目的である。真逆である。
観ている方も8話も似たような夏休みが続いたら、はやくループを抜けだしたくて仕方ない。
そうか!8話も続けたのは、視聴者もキョンと同じ心境にするためだったのか。なんて。

そして第10話までの「魔法少女まどか☆マギカ
ほむらがタイムスリップして戻る時点はいつも同じ。
その点は「エンドレスエイト」に似ている。
でも動機が主人公のまどかを救うためで、そのためなら何度でも繰り返すのだから
「バタフライ・エフェクト」と同じである。
そして、何度やってもバッドエンドになる。これも同じ。
物語の一番最初がラストシーンから始まり、終盤近くにそのシーンに戻ってくるのも同じ。

ただ、「バタフライ・エフェクト」はタイムスリップして戻った時点での
主人公以外の登場人物は性格も状況もいつも同じなのに、
「まどか☆マギカ」ではそれぞれ異なる。
タイムスリップを重ねてほむらが成長して性格が変わるのに反比例して、
主人公のまどかはどんどんおとなしくなっていくように見える。

ほむらのまどかへの愛情は非常に強い。
これは最初から強かったというよりも、
何度も同じ歴史を繰り返してどんどん強化されていったように感じる。
「バタフライ・エフェクト」のエヴァンも、一番最初はケイリーにそれほど愛情を持っているとは思えない。
最初に自殺で失って、次にすごい幸せを味わってそれからどん底になって、そして次は、と歴史を重ねてどんどん愛情が強くなっていく。
ちょっと「メメント」の主人公の妻への愛情が強いのに似ている。

ちなみに、ほむらがタイムスリップして戻る時はいつも同じベッドで目覚める。
前の記憶は全部覚えている。
「バタフライ・エフェクト」では主人公はタイムスリップして歴史が変わった現在でベッドで目覚める。
ベッドは毎回変わるのではじめは戸惑い、それから記憶が発生する。
「メメント」では主人公は重要なシーンでベッドで目覚める。
もちろんそれまでのことはきれいさっぱり忘れている。

「まどか☆マギカ」はまどかがベッドで目覚めるところから始まる。
ひとつ前の歴史をなぜか夢で覚えている。

ひょっとして入れ子構造?
ほむらの夢の中でまどかが夢を見ている。
もしくは
まどかの夢の中でほむらが夢を見ている。

そもそも目覚めたまどかの第一声が「夢落ち」だし。

「まどか☆マギカ」がモチーフにしている「鏡の国のアリス」では、Wikiによれば、
目を覚ましたアリスは夢の中の全ては赤の王様の夢の作り出したもの。だけどその夢を見ていたのは私。それならどっちがどっちの夢の中にいたのかしら?私?それとも赤の王様?と考える。

「まどか☆マギカ」は残すところあと2話。
「鏡の国のアリス」第11章は「目が覚めて」第12章は「夢を見たのはどっち?」

どう展開するのだろう?
ここ数話でまさかのSF展開となっているけれど、
ラスト2話でまたどんでん返しとか。ファンタジーになったり妄想ネタになったり。

赤の王様がキュゥべえだったりするとすごいな。

「バタフライ・エフェクト」のように切ないハッピーエンド目指すのだろうか。
いったいどうやってハッピーエンドにもっていくのだろうか。

どんな展開でもいいけれど、
「エヴァ」のラスト2話のようにだけはならないよう切に願う。

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